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ソニー アルファで野鳥撮影 [part II] APS-C α6600 のインプレです

This post as well as posted about Sony A9 is just japanese language because long sentence. Both Japanese and English, that's too much long.

2019年7月末にCanonからSonyに機材変更し、メインのフルサイズ機材は1Dx2(800mm/f5.6)からα9(600mm/f4)になりました。そして今回α6600を導入しました。100-400ズームとセットで手持ち撮影用飛びモノ主体のインプレです。


▶️ ソニーα9と,望遠系レンズの野鳥撮影インプレ



ソニー アルファで野鳥撮影 [part II] APS-C α6600 のインプレです_d0360547_11515384.jpg
(以下、ボディのセッテイングは上記α9インプレと同等です)


【目次】
(戻るのはブラウザの "戻るボタン" でお願いします)

 ・ α6600 を選んだ訳は
    -1. ポイント

 ・ α6600 インプレ
    -1. AF
    -2. 連写
    -3. 画質
    -4. 機能・質感・操作性
    -5. α6600 全体印象

 ・ 最後に (ソニーAPS-C機の期待値)



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α6600 を選んだ訳は

α9と併用できるAPS-C機(軽量・高倍率)の導入

期待したミニα9は出ず、新たなソニーのAPS-C上位機種として出たα6600を選択
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■ ポイント (新搭載の下記3点ですね)
① AFにリアルタイムトラッキング採用 (α9では効果抜群です)
② ボディ内5軸手ブレ補正機能搭載 (手持ち撮影メインにはこれです)
③ Zバッテリーの採用 (α9と同じで共有できます)




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α6600 インプレ (★インプレ済みのα9との違いです。その差分のインプレなので簡易になります)
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■ AF
飛びモノの掴みが弱いです。α9に比べて2段くらい、"中央"や"ゾーン"と言うエリア選択以前の問題の様な
・α9は全面orゾーンでガンガン掴みます。Canon:7D2に比べても弱いかも
(α9や7D2にはあるAFの感度調整の設定がないので敏感や粘りを変更できません。動画用には敏感・標準の設定があるのですが)
② トラッキングも飛びモノでは切れる事が多いです
③ 捕捉マークが出ていても実際にはフォーカスアウトの事があります

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■ 連写
① 11コマ/秒のH+(アフタービュー)は飛びモノでは使えません。ファインダーからターゲットがすぐにいなくなります
・アフターですからEVFに写る映像は一つ前のシャッター時画像です。実質maxはHの8コマ/秒になります
(Hならライブビューなので撮影時画像を出してくれますが、飛びモノだと10コマ/秒は欲しい気がしますね)
・シャッター釦を押してからの一枚目のタイムラグが大きいのも気になります
② Hモードでもパラパラ感が強く飛びモノはハンディ(慣れ?)になります
・DSLRからミラーレス乗換えで一番の障壁でしょうか。それがないのはα9だけですね


▶️ ここまでの'AF'と'連写'で、飛びモノAFは難しいという印象です (私の様なヘタレでは)


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■ 画質
① 等倍確認時に解像の弱さとザラつきが気になります
・フルサイズに比べてですからAPS-Cでの範疇レベルでしょうか
② 高感度耐性はまだISO1600までしか使っていません。モニターチェック時点でこれ以上は上げる勇気がありません
・α9インプレでも書きましたが、フィルム時代からのジジイは高感度を躊躇しますw
(ISOをいじめなければ1,000万画素以下でもA3ノビで美しくあがります)

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■ 機能・質感・操作性
【優位性】
① 1.5倍焦点距離のAPS-Cの魅力は野鳥撮影では捨てがたいですね
価格が手頃。発売時で¥150k台でしたから
・価格から考えると過度の期待は…、野鳥撮影用での費用対効果は微妙な悩みどころでしょう
③ とても軽く小さいです。④と合わせ手持ち主体では重要ですね
5.0段分手ブレ防止の効果で換算600mm(100-400ズーム)の手持ちでも安心感
バッテリーの持ちが良くα9と共用可。(α9の弱点の一つはバッテリーですから)

【弱点】
EVFの起動が遅く、覗いた瞬間 一瞬真っ暗です。一呼吸置いて映るのでこれも飛びモノにハンディ
②-1 ボデー上部のダイアルを間違え易い (ダイアル操作系がメインのα9と異なる)
・モード釦にロックがない。α9の後ダイアルと同じ位置で、'絞り値'変更等と間違えます
②-2 前後ダイアルがない
・絞り優先設定では、'絞り値'変更が触れやすいコントロールホイールになるので設定値が動いてしまいます
ファインダーが左隅にあります。一般的なレンズ中心線上部と異なり、ターゲットが右に寄り導入ミスが出ます
・飛びモノの捕捉時は特に問題です。慣れかもしれませんが…
(EVFの件も含めて、モニターでの撮影がメインの機材なのでしょう。近い将来'SIGMA fp'の様にファインダーが無くなる?)
シャッタースピードのmaxが1/4000しか出ません
・流石にmax1/4000では、絞り優先での振れ幅など不安ですね

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■ α6600 全体印象

① 小型のAPS-Cと100-400ズームとの軽量セットは魅力的(max換算600mm)です
・600/f4(2xテレコン)で1800mm/f8でもAFはちゃんと可動します。α9の1200mmより解像が落ちるので意味ないですがw

飛びモノ撮影では少し厳しい選択かもしれません
・例えばCanonの7Dmark2からの乗り換えだと十分な検討が必要でしょう
❸ 今回の目的、フルサイズ機との併用APS-Cとしても操作性も含めてα9との落差が大きいです
・Canonの1Dx2はあまりに大きく重かったので7D2が必要でした。α9自体が軽く小さいSonyだとα6600に出番は…

      
      
      

とまりモノ主体での撮影には、小型軽量を生かせるかもしれません

とは言えα6600は、やっぱり動画ファンやスナップでこその機材ですね





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最後に (ソニーAPS-C機の期待値)

ミニα9相当クラスのAPS-Cの登場時に再検討でしょうか
(α9は1Dx2に比べて超軽量小型でテレコンも効くので手持ち用APS-Cは不要なのかもしれませんね)


【後日記】結局α1のクロップでAPS-C機代用で決着しました
ソニー アルファで野鳥撮影 [part II] APS-C α6600 のインプレです_d0360547_13130685.jpg



▶️ ソニー望遠系レンズ3本の野鳥撮影インプレ
▶️ 今まで使ってきた撮影機材 (旧カワセミkokotonより)








by birdphotosjpn | 2019-11-30 17:25